CFD取引では、買い注文から始める取引だけでなく、株の信用取引のように売りから始める取引もできます。
ここでは、CFD取引を行うにあたり必要な知識である信用取引について説明しましょう。
信用取引は一定の資金や株式などの委託保証金を担保にして、証券会社から株や資金を借りて株式の売買を行うものです。
そのため、株式を持っていなくても株式を借りて売ることができますし、手持ちの資金以上の買い付けも行えます。
株式相場が下落すると予想される時には、この信用取引を行えば収益を上げることが可能です。
最初に借りた株を売却し(=カラ売り)、その後決まった期日までに買い付けを行えば下落相場であっても、株価が下がった時点で買い付けを行うので利益が出る、という仕組みです。
つまり、株価が下がっただけ利益になるのです。
これが現物取引である通常の株取引とは違うところです。
この信用取引はCFD取引と同様、売買の差損益だけを決済する差金決済です。
もちろん、信用取引も通常の株取引が基本となっているので、一定の株取引の経験がないと信用取引はできません。
CFD取引もまた売りからスタートして相場が下がった時点で売却するという取引が可能です。
つまり、株取引や信用取引などの取引方法の知識が必要とされるのです。
仕組みをしっかりと理解して、CFD会社や扱う商品を比較して取引を開始するよう、心がけてください。
手数料やレバレッジの比較も大切です。
慎重に行う比較が、CFD取引に大きく影響してくるのです。